2024年4月1日、タクシードライバーの労働条件を規定する「改善基準告示」が改正・施行された。いわゆる「2024年問題」への対応として、自動車運転者の長時間労働を是正する内容が強化されている。転職前にこのルールを知っておくことが重要だ。
目次
改善基準告示とは
「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」(改善基準告示)は、厚生労働省が定めるタクシー・バス・トラックドライバーの労働時間に関する告示だ。法律ではないが労基法に基づく行政指導の根拠となっており、各タクシー会社はこの基準を守る義務がある。
2024年4月改正の主なポイント(ハイヤー・タクシー版)
①1日の拘束時間
原則13時間以内。延長する場合も最大16時間(1ヶ月16回まで)。隔日勤務の場合は原則21時間以内(最大22時間まで・月7回まで)。
②休息時間
継続8時間以上の休息時間が義務(改正前から変更なし)。ただし実態として守られているかは会社によって異なる。
③1ヶ月の拘束時間
原則288時間以内(改正後)。労使協定による延長が認められる場合でも最大316時間。
④連続運転時間
4時間以内に30分以上の休憩(分割可)が義務。
「2024年問題」とタクシー業界への影響
改善基準告示の改正により、タクシー会社は月間の拘束時間や残業時間を厳格に管理する義務が強化された。これにより一部の会社では人件費増・採用コスト増が発生しており、給与体系の見直しを進める動きもある。転職時には「改善基準告示に対応しているか」を確認することが重要だ。
転職前に確認すべきチェックポイント
- 隔日勤務の場合、実際の1回あたりの拘束時間は何時間か
- 月間の勤務日数・拘束時間の実績値を開示しているか
- 強制休日出勤が常態化していないか
- 年間拘束時間が3,300時間を超えていないか(改正後の上限水準)
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