タクシードライバーとして働く上で、事故・トラブルへの対応は避けて通れない知識だ。正しく対応しないと法的責任が生じるケースもある。未経験転職前に基本的な知識を押さえておこう。
交通事故発生時の法的義務(道路交通法)
道路交通法では、交通事故が発生した場合のドライバーの義務が明確に定められている。
①直ちに停車・危険防止措置
事故が発生したら直ちに車を停止し、後続車との衝突防止等の危険防止措置をとる(第72条)。
②負傷者の救護
負傷者がいる場合は直ちに救護措置をとる義務がある。救護義務違反は「ひき逃げ」として重大な刑事罰の対象となる(救護義務違反:10年以下の懲役または100万円以下の罰金)。
③警察への報告
事故発生を最寄りの警察署または交番に報告する義務がある(第72条)。物損・人身問わず報告が必要。
会社への連絡手順
事故発生後は速やかに営業所または無線センターに連絡する。多くのタクシー会社では24時間対応の緊急連絡窓口を設けており、事故対応の指示・サポートを受けられる。初心者のうちは一人で判断せず、必ず会社の指示に従うことが重要だ。
乗客とのトラブル対応
料金トラブル
メーター料金の支払い拒否・料金に関するクレームには、感情的にならず冷静に会社の規定を説明する。解決しない場合は会社へ連絡し、指示を仰ぐ。
車内への忘れ物
乗客が忘れ物をした場合は、速やかに営業所に届け出て遺失物として警察に届け出る。乗客からの連絡窓口を案内し、適切に返還する手続きをとる。
車内の汚損・暴力等
泥酔者による車内汚損は損害賠償請求の対象となる。危険と感じる乗客には乗車拒否(正当な事由がある場合)も認められている。暴力行為には警察への通報が必要だ。
タクシー会社のサポート体制
優良なタクシー会社では、入社後の研修でトラブル対応の手順を指導している。初任運転者教育の10項目にも「緊急時対応」「接遇」「クレーム対応」が含まれる。入社前に「事故・トラブル時のサポート体制」を確認しておくことが重要だ。
各社のトラブル対応サポートの実態については、LINEで無料相談にて個別にお伝えしている。
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